季語/棕櫚剥ぐ(しゅろはぐ)を使った俳句

「棕櫚剥ぐ」を使用した俳句についてまとめてみました。

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季語「棕櫚剥ぐ」について

【表記】棕櫚剥ぐ

【読み方】しゅろはぐ

【ローマ字読み】shurohagu

子季語・関連季語・傍題・類語など

・棕櫚むく(しゅろむく:shuromuku)

季節による分類

・「し」で始まる冬の季語

・「冬の生活」を表す季語

・「初冬」に分類される季語

月ごとの分類

11月の季語

棕櫚剥ぐを含む俳句例

十年の埃を吸ひし棕櫚を剥ぐ/須藤常央

棕梠高く剥ぎて北窓塞ぎけり/村山葵郷

谷空の日輪小さし棕櫚を剥ぐ/仲岡楽南

棕櫚剥ぎて峠の道の見えにけり/山口峰玉

棕櫚剥ぐと幹に掛けたる高梯子/藤松遊子

棕櫚剥ぐやまた流れきて時雨雲/中谷朔風

梯子継ぎ危く棕梠を剥ぎゐたり/兼巻旦流子

棕櫚を剥ぐ漢の貌を見てしまふ/加倉井秋を

棕櫚剥ぎて棕櫚の高さの残りけり/稲畑汀子

玄人の剥きてそつなき棕櫚の皮/後藤比奈夫

雲泛かべ高みの棕梠を剥ぎてをり/高野葛郎

剥ぐ棕櫚にこころの鷹を育てたり/河野多希女

墓域にて棕櫚剥ぐ音の透きとほる/下村ひろし

棕櫚剥ぐや古事記の川に映りつつ/加倉井秋を

ことづけを棕櫚剥ぐ人にたのまれし/大塚鶯谷楼