季語/燈火親しむ(とうかしたしむ)を使った俳句

「燈火親しむ」を使用した俳句についてまとめてみました。

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季語「燈火親しむ」について

【表記】燈火親しむ

【読み方】とうかしたしむ

【ローマ字読み】tokashitashimu

子季語・関連季語・傍題・類語など

・燈火親し(とうかしたし:tokashitashi)

季節による分類

・「と」で始まる秋の季語

・「秋の生活」を表す季語

・「三秋」に分類される季語

月ごとの分類

8月の季語

9月の季語

10月の季語

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燈火親しむを含む俳句例

灯火親し生涯妻に机なし/小林宗一

既知未知の人生燈火親しけれ/麦南

森深き庵に燈火親しまむ/稲畑汀子

贅沢な一人の時間灯下親し/塙告冬

灯火親し聞こえて平家物語/松山足羽

山坊に早くも燈火親しみて/高木晴子

燈火親し眼鏡に重ね拡大鏡/近藤一鴻

インキ壺紺青湛へ灯に親し/吉屋信子

燈火親し壁唐紙の赤き間に/京極杞陽

妻留守の燈火親しき料理本/工藤義夫

燈火親し吸取紙を青に替ゆ/近藤一鴻

燈下親し正字旧仮名天眼鏡/草間時彦

燈下親し子も一燈の圏守る/奈良文夫

焼きいもや燈火親しむ古机/寺野竹湍

越後より酒来て燈火親しめり/小島健

燈下親し上皇さまの今様狂ひ/辻桃子

燈火親しむ山犬の長鳴く頃/山口誓子

燈火親し袖珍文庫二色刷り/高澤良一

針金で陶土切り分け燈火親し/辻桃子

燈火親し一服の茶に黒砂糖/富田潮児

俳句例:21句目~

燈火親し上皇さまの今様狂ひ/辻桃子

筆硯に一人親しむ灯火かな/増田月苑

山昏れてよりの親しき誘蛾灯/鶴原暮春

住みなせる灯の親しげや古戦場/森田峠

余生なほ大いに燈火親しまん/尼子凡女

遮蔽幕めぐらし燈下親しけれ/岸風三楼

かく秋は灯を低くして親しみぬ/森澄雄

思ふまま灯下親しく納戸耶蘇/島村茂雄

忌の近し燈下親しき書を掲げ/角川照子

灯火親しむに涎を拭ひつつ/波多野爽波

庵佳し昼を燈下に親しみて/上田五千石

灯火親し一家で使ふ英語辞書/高橋悦男

足裏の汚れ灯火に親しむよ/深見かおる

遮蔽幕めぐらし燈火親しけれ/岸風三樓

燈火親し楷の木の本展ぐれば/高澤良一

灯火親し山の庵にひとりをり/高濱虚子

灯火親し眼鏡それぞれ一家族/高橋悦男

林火忌の灯よりも虫の闇親し/中川美亀

燈親し会ふ楽しみを残しおき/高木晴子

山の湯のランプの燈火親しみぬ/富安風生

俳句例:41句目~

火虫さへ燈火親しむべくなりぬ/高浜虚子

灯火親し二書いづれより繙かん/溝口杢生

熱きまで寄せて親しむ燈火かな/八染藍子

燈火親しめず雲脂より軽き句に/高澤良一

燈火親し一つ眼鏡を使ひ合ひ/下村ひろし

燈火親し仔犬も起きて加はれり/都筑智子

病床は燈火親しむ可らず手先冷え/上林暁

燈火親し支線の暗き灯にて読む/塩川雄三

燈火親し草稿の燈にぬくむさへ/大野林火

父の句をそらんじ燈火親しめり/高木晴子

母の亡きさみしさ灯火親しむ子/服部圭佑

鬼婆の住むにはあらじ灯火親し/原澤ふみ

代筆もみとりのうちよ灯下親し/高橋笛美

火虫さへ燈下親しむべくなりぬ/高浜虚子

灯下親しおくの細道たどり読み/廣田節子

灯下親し亡母は一書だに持たず/平松鉦重

燈下親し一つ眼鏡を使ひ合ひ/下村ひろし

燈下親し天平風呂に浴し合ふ/竹中碧水史

燈下親し草稿の燈にぬくむさへ/大野林火

英語姪にかなはぬ燈下親しめり/富安風生

俳句例:61句目~

夫留守の机に灯下親しみぬ/五十嵐八重子

気がねする隣もあらず灯に親し/皆川白陀

灯の親し銹びゆくものに肥後守/長谷川櫂

且つ忘れ且つ読む燈火亦親し/相生垣瓜人

若きらと肩ふれて書肆灯の親し/皆吉爽雨

香妃伝に諸説のありて燈の親し/田中英子

東京の燈火したしむべき季節/久保田万太郎

窓それぞれ人あり燈火親しめり/大橋越央子

手土産の絵本をすぐに燈下親し/石井とし夫

更けて読む燈下親しきにはあらず/相馬遷子

燈火親し握り飯食ふひとりなり/牛山一庭人

燈火親し声かけて子の部屋に入る/細川加賀

燈下親し船室の灰皿ブイに似て/榑沼けい一

灯下親しロシアドロップは美しき/田村了咲

襖閉めては母さびしとよ燈下親し/鈴木栄子

クルーズに灯下親しき出会かな/稲畑廣太郎

燈下親し素性の知れぬものを噛み/櫂未知子

燈火親し「臍の下谷」を読み始む/高澤良一

燈下親し声かけて子の部屋に入る/細川加賀

灯火親し声かけて子の部屋に入る/細川加賀

俳句例:81句目~

海を見て来し夜の燈火親しめり/山崎ひさを

やうやくに燈火親しく蛾もこまか/皆吉爽雨

ぞんぶんに年取り燈火親しめり/守田椰子夫

燈火親し流石てふ字に目を止めて/高澤良一

灯親し雨降りつつむ書肆にあり/大木さつき

居間よりもふしどの灯下親しけれ/福永鳴風

ルーベ頬にあてては灯下親しめり/阿波野青畝

灯下親しくシャム猫のひげただよふ/神谷節子

敢ておもふ燈火親しむべきの候/久保田万太郎

人泊めてにはかに灯火親しけれ/野見山ひふみ

夜半の燈の我に親しき風邪かな/阿部みどり女

灯下親し手振りして読む手話の本/小松世史子

燈火親しもの影のみな智慧持つごと/宮津昭彦

灯火親し親しからざる本も積み/鍵和田ゆう子

燈火親し古書むつかしくおもしろく/岡本孝人

燈火親しとは云へ老のすぐに倦み/山元/秀女

子は膝におとがひ乗せて燈下親し/波多野爽波

燈火親しき座にして妻の座にあらず/鈴木栄子

燈火親しむ序より跋まで読み通し/佐野まもる

燈火親しコーヒーの香にひたりつつ/間地みよ子

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