季語/香水(こうすい)を使った俳句

「香水」を使用した俳句についてまとめてみました。

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季語「香水」について

【表記】香水

【読み方】こうすい

【ローマ字読み】kosui

子季語・関連季語・傍題・類語など

・オーデコロン(おーでころん:odekoron)

季節による分類

・「こ」で始まる夏の季語

・「夏の生活」を表す季語

・「三夏」に分類される季語

月ごとの分類

5月の季語

6月の季語

7月の季語

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香水を含む俳句例

香水の風紐育五番街/平田笙子

香水の香の内側に安眠す/桂信子

香水の人と徳川美術館/折井紀衣

香水や鎧飾れる城の中/藤岡筑邨

舶来の香水匂ふ生身魂/長崎玲子

香水や優柔不断盾として/佐藤博美

香水や敵七人に止まらず/渡邉英子

香水や夜の川竹の人の中/岡本松浜

己れ疎む香水強く匂ふ刻/斎藤節子

中年の香水ひそと華道展/前山松花

五香水仏の臍をみつけたり/麦/光

香水の一滴心落ちつかす/根本裕子

山藤の香や香水は十円と/岡田史乃

香水の壜の愁を愛しけり/後藤夜半

磐石にさす香水の滴一滴/栗生純夫

空瓶の香水パリが遠くなる/中村蘭

香水に膝堅くして少年は/櫂未知子

須弥山説香水海の鯨かな/尾崎迷堂

香水と岩波文庫足す鞄/岡部名保子

香水に玉虫色の目となんぬ/三谷昭

俳句例:21句目~

香水に縁なき暮し一生涯/細見綾子

何よりも香水選ぶ夜もあり/対馬康子

香水の小さき瓶の夜を領す/阿片瓢郎

初芝居香水強き人の居て/富樫美津子

香水を強く赤道下に住める/上崎暮潮

唇に香水の香のうつりをり/仙田洋子

香水をつけねば唯の女かな/小田尚輝

室咲やパリの香水栓かたく/鏡山不由

香水を噴く一瞬のこの栄華/三好潤子

香水を匂はせて女城を出る/椎橋清翠

香水の一滴憂ひごころなる/光成えみ

香水を分水嶺にしたたらす/櫂未知子

香水の正札瓶を透きとほり/星野立子

香水をひと振り心引締まる/山田弘子

香水の中よりとどめさす言葉/檜紀代

香水や封切るときの空の青/藺草慶子

香水をつけて己を見失ふ/宇佐見ふく

香水や闇の試写室誰やらん/吉屋信子

香水や女心のかたくなに/池内友次郎

香水や薄刃のごとくすれ違ふ/石嶌岳

俳句例:41句目~

水平に壜の香水減りにけり/岩崎照子

白衣とて胸に少しの香水を/坊城中子

香水の人漱石を読みてをり/小川軽舟

香水や国宝仏の閉ざさるる/石川桂郎

香水や吾と別なる吾がをる/岩崎照子

香水を微震と覚ゆ鳥曇り/鳥居おさむ

花冷の水奔り込む香水車/つじ加代子

香水の苦きを愛す人ぞかし/山口青邨

香水や眼をほそうして古男/飯田蛇笏

香水や片蔭に入りひと険し/野澤節子

香水や母と故郷を異なれり/寺山修司

香水の空瓶恋もやつれけり/石田厚子

香水の身にて殺生石に寄る/吉野義子

香水の匂へる忘れ扇かな/冨田みのる

香水の名に托されし心とも/山田弘子

香水や華やげる日の衣解く/弓木和子

黒蝶や香水つよきひととゐて/桂信子

香水や時折キツとなる婦人/京極杞陽

香水の衿の匂へる記帳びと/山田弘子

香水に心驕れる女かな/阿部みどり女

俳句例:61句目~

香水に押し戻されし参観日/岩月星火

香水の一滴の香に暫しかな/京極昭子

亡き妻の香水を子が乱用す/前山松花

香水したたらす軽い軽い嘘/関由起子

香水を振り撒く男除けのため/三好潤子

あねいもと性異なれば香水も/吉屋信子

香水を買ひし心を夫不知/野見山タミ女

香水を買へり片言の英語もて/有賀玲子

香水売果実のやうな声を出す/田代朝子

たいくつな胸の香水匂ふとき/高木晴子

驕る香水原爆展足早に過ぎ/八木原祐計

モネに佇つ糟糠の香と香水と/佐藤麗子

一人のため永久欠番たる香水/櫂未知子

一吹きの香水に旅はじまりぬ/渡辺しづ

一滴もなき香水罎の強き匂ひ/内藤吐天

一隅に香水立ちてかをるなり/山口誓子

亡き人の香水使ふたびに減る/岩田由美

其人の香水の香を憎みけり/色部みつぎ

子離れの日より香水つけ始む/山田尚子

常に去りゆく香水の香なりけり/不破博

俳句例:81句目~

教師には要らぬ香水ポケツトに/樋笠文

旧藩邸木の香水の香夏近し/柴田白葉女

栗咲く香水底のごと曇り来て/岡田貞峰

眼に立たぬ人の香水匂ひけり/朝倉和江

青葡萄香水消ゆる扉のほとり/石橋秀野

頒たむに父亡し修二会御香水/大石悦子

香水が我を追ひ越し駅に入る/小原寿女

香水に孤高の香りあらまほし/高濱虚子

香水に退くうしろなかりけり/嶋田麻紀

香水は一滴愛は小出しにせず/鈴木栄子

香水の一滴ほどの日を減らす/塚本久子

香水の一瓶涸るる月夜かな/大木あまり

香水の切火を打つて仕事場へ/渡辺恭子

香水の向ふにありて狡さ通す/油布五線

香水の坂にかかりて匂ひ来し/中村汀女

蛍火を横切る香水はばからず/行方克巳

香水の瓶にさしけり黄なる菊/寺田寅彦

香水の見慣れし嵩の月日かな/嶋田麻紀

香水の香に疲るゝといふ思ひ/大橋敦子

香水の香の彩かはる中を行く/石川桂郎

夏の季語
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