烏賊舟に関連した俳句の例をまとめました。
烏賊舟を含む俳句例
烏賊船の篝火ゆるる五稜郭/鈴木冽
烏賊舟の岬の奥も人住む灯/桜庭梵子
遠航の烏賊船戻り島聖夜/小原菁々子
烏賊舟の灯が八十か九十か/八木林之介
烏賊船の全灯を消し洗ひける/斉藤夏風
天に海に烏賊船の火のともりそむ/原石鼎
烏賊舟にゐてかな～を聞いてをり/飴山實
烏賊舟のほとりに暮るる落し水/脇本星浪
烏賊舟のもどりて暁に鬩ぎあふ/古舘曹人
陸の燈も烏賊船の燈も夜涼かな/伊東宏晃
烏賊舟のあと二タすぢや花の雨/島村はじめ
烏賊舟の数珠火かき消す秋驟雨/文挟夫佐恵
すべなさの身は烏賊舟に明けてけり/林原耒井
烏賊舟の蝦夷の火となるはるかかな/古舘曹人
若布刈のせはしさ見よや小烏賊舟/島村元句集
