「連雀」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「連雀」について
【表記】連雀
【読み方】れんじゃく
【ローマ字読み】renjaku
子季語・関連季語・傍題・類語など
・緋連雀(ひれんじゃく:hirenjaku)
・黄連雀(きれんじゃく:kirenjaku)
・ほや鳥(ほやどり:hoyadori)
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季節による分類
・「れ」で始まる秋の季語
・「秋の動物」を表す季語
・「晩秋」に分類される季語
月ごとの分類
連雀を含む俳句例
連雀やひとりしだるゝ松の中/蓼太
あわあわと命連れ立つ緋連雀/安田笙
恵那山は雲被て深し緋連雀/皆川盤水
緋連雀死亡通知が舞ひ戻る/塚本邦雄
連雀の振り向き様を日の麗/吉田素糸
雪林の朝日を浴びに緋連雀/堀口星眠
山の子の風聴き分けぬ黄連雀/中西夕紀
死の十日あとの空より緋連雀/友岡子郷
緋連雀あさきねむりの縁をとぶ/渋谷道
緋連雀冠毛立てて群れ下りし/原田浜人
行人とありまぼろしの緋連雀/鈴木修一
連雀や手漉紙干す明るさに/高橋伸張子
連雀を遠くとらへてまどろめる/斎藤玄
緋連雀きのうのことはみな忘れ/宮崎重作
締めやすき形見の帯や黄連雀/水野真由美
黄連雀一羽こぼれて収まりぬ/永田耕一郎
緋連雀一斉に立つてもれもなし/阿波野青畝
連雀のこゑをかたへに老ざくら/きくちつねこ