季語/大根引(だいこんひき)を使った俳句

「大根引」を使用した俳句についてまとめてみました。

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季語「大根引」について

【表記】大根引

【読み方】だいこんひき

【ローマ字読み】daikonhiki

子季語・関連季語・傍題・類語など

・だいこ引き(だいこひき:daikohiki)

・大根馬(だいこんうま:daikonuma)

・大根舟(だいこんぶね:daikombune)

・大根車(だいこんぐるま:daikonguruma)

季節による分類

・「た」で始まる冬の季語

・「冬の生活」を表す季語

・「初冬」に分類される季語

月ごとの分類

11月の季語

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大根引を含む俳句例

門並に流るゝ川や大根引/嘯山

十方に里の道あり大根引/乙由

甲子をまつや隣の大根引/米巒

道ばたの天秤棒や大根引/炭太祇

百姓の頸くぼ深し大根引/原石鼎

同じ日に山三井寺の大根引/許六

大根引大根くふ馬叱りけり/瀾水

大風呂の貝ふく迄や大根引/几董

鞍壷に小坊主乗るや大根引/芭蕉

俄百姓十分過ぎる大根引く/小池溢

朝寒や車引き込む大根畑/寺田寅彦

西空に茜雲寄る大根引き/小倉行子

磯山の夕日重たし大根引/井関昌子

大根引磐梯の日の中天に/山口青邨

大根引き大根で道を教へけり/一茶

伊吹には雪こそ見ゆれ大根引/支考

引越や練馬大根二葉出づ/村山古郷

骨折に一本かむや大根引/立花北枝

乗物につかへまはるや大根引/李由

温石を手首に結へ大根引/高濱年尾

俳句例:21句目~

朝食を抜いて頂く大根焚/吉村白風

大根引こゝら畠の字かな/高井几董

雪前や岡の月夜に大根引/松岡青蘿

大根引馬おとなしく立眠り/村上鬼城

大根引く瑞巌禅寺目の下に/遠藤梧逸

ちらばつて各々引ける大根かな/篠原

大根引く背中の力加減かな/山本一歩

大根引けり練馬の郡みよしのや/洞雨

岬端の入日踏まへて大根引/白井新一

二股は数なきものに大根引/湯室月村

其寒さ煮て取かへせ大根引/横井也有

山の日に力抜かれて干大根/小山祐司

吹きつどふ風の行方や大根引/小田司

土の香の荒々しきは大根引/斎藤道子

大仏の海に雨消え大根引/大木あまり

大根引に大根またいで近づけり/篠原

大根引一本づゝに雲を見る/小林一茶

学童の一本づつの大根引/中條りつ子

大根を引きたるあとの穴の影/佐藤忠

大根を抜きたる穴に風渡る/原田青児

俳句例:41句目~

学僧の朝の顔なり大根引く/野口久栄

湖尻の風のきしめる大根引/橋本榮治

大根引大根で道を教へけり/小林一茶

忠度の腕これ見よと大根引/松岡青蘿

暮れぬとて声かはすなり大根引/太祗

案外に大根は軽く抜けるもの/湯川雅

桜島大根引きし穴といふ/伊藤伊那男

谷からの風にのけぞり大根引/大串章

金福寺句座の人見ゆ大根引/石井露月

大根引く土匂ひ立つ朝焼や/玖保律子

霙るる前大根引の終りけり/松村蒼石

いま抜きし大根の穴法然院/安原楢子

親知らず抜き大根の花月夜/宮坂静生

抜て見れば二股なりし大根哉/寺田寅彦

掛大根気力の少しづつ抜けて/柴田奈美

数ふれば一日に引きぬ大根百/浜田波静

宵月のくらま大根引きに出し/山本洋子

全長を見せ大根の抜かれたる/畠山譲二

つかの間や大根引いて屋敷畑/石川桂郎

大根引くけふを峠といふ日和/林のぶ子

俳句例:61句目~

大根引終るびつしり土冷えて/松村蒼石

波音がすぐそこにある大根引/加藤岳雄

山は時雨大根引くべく野はなりぬ/也有

山畑の大根引やすぐ済みし/今井杏太郎

猿石に似た顔をして大根引く/尾崎青磁

をりをりに横川の鐘や大根引/岡井省二

大根抜き青空縋るところなし/城野苳雨

大根引く大地の重さ感じつつ/岡崎六鈴

禅寺の縄を抜けたる大根かな/石飛如翠

空澄むに大根引のうつろさよ/松村蒼石

笠雲に明日をうらなふ大根引/中村翠湖

荻窪の大根引くにたわいなし/角川照子

大根引身を柔かに伸ばしけり/川端茅舎

大根を抜けば地球が廻るなり/斎藤美規

干大根綺麗に骨の抜かれけり/円城寺龍

けふは又けふの大根引きにけり/岬雪夫

引きすすむ大根の葉のあらしかな/白雄

鉢巻をとつて会釈や大根引/高橋淡路女

大根引く人三方に立ちにけり/田中裕明

寝不足や大根抜きし穴残る/鈴木六林男

俳句例:81句目~

大根を抜きたる跡として残る/岸風三樓

霜を踏む世わたり辛し大根引/横井也有

手の凍てゝ板の如しや大根引/川島奇北

手弱女の顔して大根強く引く/谷口桂子

ひつ提げて大根抜身の如くにぞ/石塚友二

ひとり引きゐて海までの大根畑/茂里正治

佐渡ヶ島近くに見えて大根引く/本間杏童

大方は抜いてあるなり大根畑/藤田あけ烏

大根の抜かるるあつといふ声す/今瀬剛一

木曾高空声掛け合つて大根引く/高橋可子

大根の肩のいかつく抜かれけり/今泉貞鳳

大根は手が抜けるやう重たさよ/右城暮石

大根引きし穴の暗さの残りけり/江口竹亭

大根引き烏と昏れてゐたりけり/宮田正和

大根引くや低くさがりて鳶の声/村上鬼城

大根引く声の大きく飛ぶ信濃/滝沢伊代次

大根馬引き入れ月の道なりけり/近藤一鴻

大根引く音の不思議に時すごす/石川桂郎

大根抜くときのちからを夢の中/飯田龍太

引きのこしたる大根に魘されて/宮坂静生

冬の季語
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