季語/十六夜(いざよい/じゅうろくや)を使った俳句

俳句例:201句目~

十六夜の云ひ出せば吾が負けならむ/毛塚静枝

十六夜の僧を見送りみんなひとり/藤村多加夫

十六夜の竹ほのめくにをはりけり/水原秋桜子

十六夜やいくまがりして階子段/久保田万太郎

十六夜や四谷見附のみさごずし/久保田万太郎

十六夜の雨の傘さしつるゝかな/久保田万太郎

十六夜や直しに立ちし燗ざまし/久保田万太郎

十六夜の子が目のかたい独楽まはし/林原耒井

十六夜の外に出てこゝろつまづきぬ/三橋鷹女

十六夜の手摺に旅のタオル掛け/阿部みどり女

扉をひらくたび十六夜の湖が見ゆ/町田しげき

十六夜やおもひまうけぬ雨となり/久保田万太郎

十六夜のつゆけき屋根のみゆるのみ/久保田万太郎

十六夜の茶屋ちよと忙しちんちろりん/深川正一郎

十六夜の照らすビル群人類の秋が音なく近寄ってくる/中川菊司

秋の季語
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