季語/鯰(なまず)を使った俳句

俳句例:101句目~

鯰わずかに揺れて三人かすむかな/植原安治

篭にまだ昨夜の鯰の生きてをり/吉田長良子

峯おりたきみも鯰もぽっと光る/高橋たねを

何を聞き出すためや鯰の連れ笑ひ/永田耕衣

鯰の子竹瓮はたけば出てきたる/石井とし夫

あとずさりしつゝわたしは鯰です/川崎展宏

アキレスを病んで鯰にとりつかれ/相原左義長

梅雨に鯰何から何までは知らぬ笑ひ/永田耕衣

鯰釣らるる針ごとふかく呑みこみて/田北/ぎどう