季語/薄翅蜉蝣(うすばかげろう)を使った俳句

「薄翅蜉蝣」を使用した俳句についてまとめてみました。

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季語「薄翅蜉蝣」について

【表記】薄翅蜉蝣

【読み方】うすばかげろう

【ローマ字読み】usubakagero

子季語・関連季語・傍題・類語など

季節による分類

・「う」で始まる夏の季語

・「夏の動物」を表す季語

・「晩夏」に分類される季語

月ごとの分類

7月の季語

薄翅蜉蝣を含む俳句例

薄翅蜉蝣想へば漢匂ひけり/林桂

人肌や薄羽蜉蝣触れゆきし/柿本多映

星薄翅蜉蝣と聞き睡くなる/高野ムツオ

疲れては薄翅蜉蝣など思う/北原志満子

薄羽蜉蝣歩く洛外夜早し/長谷川かな女

薄羽蜉蝣酒断ちてより灯の涼し/小松崎爽青

うすばかげろふ指話の指頭の爪美し/平山五朗

うすばかげろふ翅重ねてもうすき影/山口青邨

垂直に灯を消し薄翅蜉蝣をまねる/森下草城子

薄羽かげろふ翅も乱さず死せるかな/石田波郷

薄羽蜉蝣さだめのごとく夫病めり/石田あき子

うすばかげろふタングステンの電球に/京極杞陽

うすばかげろふ昼は看取りの者もたぬ/寺田京子

うすばかげろふ閂に手を触れをれば/佐々木六戈