季語/若駒(わかごま)を使った俳句

「若駒」を使用した俳句についてまとめてみました。

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季語「若駒」について

【表記】若駒

【読み方】わかごま

【ローマ字読み】wakagoma

子季語・関連季語・傍題・類語など

・春の駒(はるのこま:harunokoma)

・春の馬(はるのうま:harunoma)

季節による分類

・「わ」で始まる春の季語

・「春の動物」を表す季語

・「晩春」に分類される季語

月ごとの分類

4月の季語

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若駒を含む俳句例

孕馬水の迅速音もなし/龍太

春駒や染分手綱濃紫/籾山梓月

飾り鞍仔馬に届く秋祭/櫻内玲子

頂上の霞に游ふ子馬哉/松瀬青々

馬の仔の肌色淡く風青し/滝春一

首長く遊ぶ仔馬や田掻畦/原石鼎

若駒に朝日溢るる草千里/野原春醪

若駒の親にすがれる大き眼よ/石鼎

拓地葬短し仔馬列にあり/太田土男

草を食む顔の大小親仔馬/嶋田一歩

春駒やよい子育し小屋の者/炭太祇

若駒に海原といふ碧きもの/大牧広

親馬の鼻は子馬の何を嗅ぐ/森田峠

夏草に蹄ぬれ来る子馬哉/石井露月

親馬は梳らるゝ仔馬跳び/高野素十

面あげて風の春駒磯いそぐ/岸田稚

馬の子の故郷はなるる秋の雨/一茶

春駒や男顔なるおゝなの子/炭太祇

鬣の吹かれ子馬の風の中/瀬在苹果

貝寄風や米負ひ登る島杜/牧野春駒

俳句例:21句目~

白仔馬親へ脚挙げ蹠黒く/香西照雄

曲り家に仔馬の育つ軒菖蒲/堤京子

木像の仔馬鈴さげ春の宮/田村了咲

春駒の鴎を翔たす鈴の音/皆川盤水

仔馬にも少し荷をつけ時鳥/橋本鶏二

鯉幟仔馬に影を蹴られけり/藤野/力

春駒の胸の下なる膝やすまず/草田男

回診の獣医に馴染む孕み馬/毛塚静枝

菎麻を倒して仔馬耳振れる/松藤夏山

百合かぐや忽ち走る仔馬かな/原石鼎

遠天に雪の栗駒仔馬撫づ/秋元不死男

春駒やふり分け髪の振りくらべ/素丸

牧の内沢あり仔馬跳ね遊び/高濱年尾

孕み馬田に陽炎の一つ立ち/大畑善昭

車座の吾等を仔馬来て覗く/竹村茅雨

春駒や味方但馬の盛り節/松岡金亀子

若駒の点となりゆく草千里/川原博美

一俵は仔馬につけぬ今年米/吉田冬葉

泥に腕突きさし倒れ蓮根掘/牧野春駒

耳ながき仔馬あそべる袋掛/米谷静二

俳句例:41句目~

授かりし仔馬の赤き寄進旗/河津春兆

黄落や仔馬の糶のすぐ了り/水岡芳子

春駒に童つきゆく浦曲みち/中川文彦

若駒が跳ねて蕪村の南蘋画/高澤良一

春駒や通し土間より日本海/赤塚五行

春駒や雪の椿をくぐり来て/中島花楠

親馬を半周したる仔馬かな/京極杞陽

鞍置きて馴らす仔馬や青芒/平賀扶人

若葉道仔馬の蹄やはらかに/中島月笠

木曾仔馬青栗のいが道にでて/森澄雄

海霧残る牧の沢辺の親仔馬/高濱年尾

牧の朝昨日生れし仔馬見に/星野立子

仔馬帰る月夜雪稜線を負ひ/石原八束

落椿くだく音して仔馬来ぬ/石原八束

親馬の腰に頬寄せ子馬行く/京極杞陽

春駒の昨日廻りし村に泊つ/高澤良一

桃さくや片荷ゆるみし孕馬/井上井月

代かきの馬二頭立仔馬蹤く/右城暮石

蓼科の春雪霏々と馬の仔に/木村蕪城

牧草に馬も仔馬も鼻うめて/高浜虚子

俳句例:61句目~

初明りたてがみ白き三春駒/高木公園

北の日蝕毬に仔馬に野の弾力/北光星

若駒にまだとびとびの牧の草/井沢正江

春駒の鈴の音澄めり湖に来て/皆川盤水

郡上のなあふくら雀も春駒を/高澤良一

つきまとふ仔馬顧み田掻馬/八木澤高原

春駒や己が宿より舞ふて出づ/松瀬青々

春駒や江を渡り来て美男村/広江八重桜

世田谷に農科大学仔馬生る/六田あき子

蹄硬く仔馬育ちぬほととぎす/羽部洞然

調教の仔馬の額のかまへやう/石田郷子

暮るる海春駒面剥ぎ怒り顔/加藤知世子

花流れ仔馬は馬柵に瞬きぬ/金箱戈止夫

親馬のおとなしければ子馬また/森田峠

冬波とともに暮れゆく母仔馬/石原八束

大露や馬の仔飛んで干草原/鈴鹿野風呂

微風にも仔馬の聡き耳二つ/柴田白葉女

畦もどる親馬仔馬ほととぎす/木村蕪城

摩耶詣仔馬の旅をいとほしむ/矢田插雲

若駒の柵を越えては海に沿ふ/野中亮介

俳句例:81句目~

春寒や仔馬むづかる二三日/大須賀乙字

母のそば仔馬は男秋炉燃ゆ/中村草田男

栗の花脚の長さは尚ほ仔馬/中村草田男

寒林の仔馬を染むる海のいろ/石原八束

春駒の影たたかうて来りけり/萩原麦草

山焼の灰かぶり来し仔馬かな/内藤吐天

郭公におどろく仔馬走りけり/飯塚秀城

酔うて来し春駒みれば女なる/前川龍二

霧笛鳴る岬や寄り立つ親仔馬/渡会昌広

青胡桃母馬はすぐ仔馬かばひ/田中英子

夕立や牧の仔馬の濡れまさり/野村喜舟

春駒やぽこんぽこんと山並び/中村清子

音も無く仔馬来りぬ可愛らし/京極杞陽

母馬の駈けし早さに仔馬駈け/小林公民

馬の仔に八十八夜の寝藁足す/三橋迪子

馬の仔に母馬が目で力貸す/木附沢麦青

馬の仔は神の一糸に吊られ起つ/北光星

馬の仔は跳ね牛の仔は伏せ牧場/檜紀代

馬の子のかけ違けりはまの月/向井去来

馬の子の轡祝ひや濁り酒/菅原師竹句集

春の季語
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