季語/春潮(しゅんちょう)を使った俳句 春の季語 2018.11.20 俳句例:201句目~ 春潮のまぶしさ飽かずまぶしめる/中村汀女 春潮のけづれる岩のかたちかな/楠目橙黄子 恣意棄てに来し春潮のクリスタル/松本千鶴子 春潮やあとかたもなく夜は去りし/大久保和子 春潮や君抱きしめる母になる/しらいししずみ うつむいて春潮をきく一途なる/阿部みどり女 春潮のくもり己れの眼のくもり/阿部みどり女 春潮のテープちぎれてなほも手をふり/山頭火 春の潮上げてゐるやら引いてゐるやら/高澤良一 春潮のあらぶるきけば丘こゆる蝶のつばさもまだつよからず/坪野哲久 前へ 123