季語/鳥交る(とりさかる)を使った俳句

俳句例:101句目~

子のつくる砂のケーキや鳥交む/藤本陽子

鳥の恋本の名を決めかねてゐる/田中裕明

収容所アウシユビッツに鳥の恋/仙田洋子

鳥交る怖さを知らぬ日のやうに/櫂未知子

散るはずも無き花びらや鳥の恋/長尾きよか

鳥交る林中いこふ草もなき/飛鳥田れい無公

竿を逃げし紙鯉を追い鳥交る/長谷川かな女

目の端のぱしぱしとせり鳥交る/八木林之介

鳥の恋テニスコートに落ちきたり/森田智子

ヘリコプターに揺らぎし空や恋雀/住谷不未夫

鳥交るかひまと言ふも束の間に/福田/玉函子