季語/真菰の芽(まこものめ)を使った俳句

「真菰の芽」を使用した俳句についてまとめてみました。

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季語「真菰の芽」について

【表記】真菰の芽

【読み方】まこものめ

【ローマ字読み】makomonome

子季語・関連季語・傍題・類語など

・真菰生う(まこもおう:makomou)

・かつみの芽(かつみのめ:katsuminome)

・芽張るかつみ(めばるかつみ:mebarukatsumi)

季節による分類

・「ま」で始まる春の季語

・「春の植物」を表す季語

・「晩春」に分類される季語

月ごとの分類

4月の季語

真菰の芽を含む俳句例

里人はわすれ草とも花かつみ/蓼太

朝市や盛嵩高の真菰の芽/阿波野青畝

若菰を倒して舟の著きにけり/杏城子

沼溢れ田道をかくす花かつみ/石井桐陰

真菰の芽慈風は湖を来て光り/野竹雨城

花かつみ川蝉ふれて動きけり/青木月斗

水べりは独りの居場所花かつみ/手塚美佐

真菰の芽あひる汚れて遊びをり/平林孝子

真菰の芽斐川の入江のびにけり/和井白風

真菰の芽雨脚もほゞ数条なり/米沢吾亦紅

花かつみ気散じの歩を水辺まで/手塚美佐

雑目高水脈つくりをり真菰の芽/水橋白岩

若菰やぺろと水舐め風を切り/百合山羽公

かつみ咲く沼のあたりの青田かな/増田龍雨

かつみの葉の深きみどりも盆の頃/猪俣千代子

さゞなみをわづかに凌ぎ真菰生ふ/篠田悌二郎

真菰の芽おびただしはや白蛾ゐつ/川島彷徨子