季語/悴む(かじかむ)を使った俳句

俳句例:201句目~

をさなごの手のかじかみを握りて解く/伊藤敬子

俥より下りてかじかむ手なりけり/久保田万太郎

悴みてわかき日ばかりおもふめる/久保田万太郎

悴みてよめる句に季のなかりけり/久保田万太郎

かじかみし手をあげてゐるわかれかな/吉岡禅寺洞

悴みてさらにその日のおもひだせず/久保田万太郎

縄帯の悴いくつぞ霜柱/一茶/文化十三年丙子

夜なべかじかむ戦後自作農となりしが/芳野庄太郎